RCEP(地域的な包括的経済連携)について
RCEP(Regional Comprehensive Economic Partnership)についてまとめる。
RCEPの日本語の正式名称は、「地域的な包括的経済連携」であり、日本、中国、韓国、ASEAN10ヵ国にオーストラリア、ニュージーランドを加えた15カ国が、自由な貿易を進めるために結んだ経済連携協定をいいます。
RCEPの概要
1.参加国
日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージランド、ASEAN10ヵ国の計15カ国
※インドは、中国から大量の安い製品が流入して国内産業がダメージを受けることを懸念して、今回は見送ることになった。ただし、いつでも加入できることが特別規定として定まっている。
2.関税
参加国全体で工業品、農林水産品含め91%の品目で段階的に撤廃
RCEPは、日本にとって、最大の貿易相手国である中国や、第三位の韓国と初めて締結する経済連携協定になる。また、RCEPの経済規模は世界の人口・GDPの約3割を占めることになる大型の規模であることが特徴。